こんにちは。本の虫にっき管理人のdonutです。
今日は「読書のすすめ」という題名で、
「本を読むことの素晴らしさ」について、解説していこうと思います。
この記事は、私が最も力を入れて語りたい内容の一つで、
ぜひ最後までお読みいただけたら嬉しいです。
そもそも、あなたは本が好きですか?
本が好きだとしたら、なぜ好きなのでしょう。
いつから、何をきっかけに好きになったのでしょうか。
これまでどんなすばらしい本に出会ってきたのでしょうか。
一方で、本が好きではないという方は、なぜ本が好きではないのでしょう?
どのようなところが、好きではないのでしょうか。
私は”三度の飯より本が好き”というぐらいう本が好きで、
人生のできる限りの時間を本に費やして、
本のために働き、本に埋もれて眠りたいと思っているタイプです。
本に囲まれた空間や本屋さんに行くと、
これでもか!というぐらい胸が高まりますし、
通勤するバッグに必ず2,3冊忍ばせて暇さえあれば本を電車の中で開いています。
今回はそんな心底本を愛している私が、
「本を読むのが好きではない」人も、
思わず本が読みたくなってしまうような読書の魅力をたっぷりご紹介したいと思います。
1.読書が好きになったきっかけは?
まず私が読書を好きになったきっかけは、
「家庭環境」にありました。
私の父が元々大の読書家で、
家には大量の本が置いてあり、
物心ついた頃から「本を読むことがいかに楽しいことか」教えられてきました。
私は幼稚園5歳ぐらいの時には、
すでに本が大好きになっていた記憶があり、
やはりそれは家の中にたくさんの本があったということと、
読書家の父が本を読むことを勧めたり、本を読む環境を整えたり、面白い本をたくさん紹介してくれたからだと思います。
小学生に上がる頃には読書の魅力にどっぷり浸っており、
小学1年生の頃に「本に関わる仕事がしたい」と言っていたことが、
当時の記録に残っています。
家の近くに大きな図書館もあり、
定期的に親にそこへ連れて行ってもらえたことも読書好きに拍車をかけました。
小学生の頃には図書館の司書さんに、
「これは中学生が読むような本だよ」と言われるような本を、
好んで読むようになっていました。
このようにして私は、
幼稚園・小学生・中学生・高校生・大学生と、
読書好きに拍車をかけ、成長してきたのです。
2.読書の魅力と良いところとは?
続いて、なぜ私がこんなにも読書の魅力にはまってしまったのか、
どんなところに読書の魅力があるのか、解説していきます。
読書の魅力は以下の4つです。
①本の世界に没頭でき、自分の内面を知ることができる
一つ目の読書の魅力は、何よりも「本の世界に没頭できる」ということです。
本を読んでいるだけで、主人公といっしょに様々な冒険を共にできたり、
全く行ったことのない国を旅することができたり、
とうに亡くなってしまった昔の賢者たちが何を考えていたのか、
彼らの声に耳を傾けることができます。
つまり、本を読んでいるだけで、様々な体験を一度にすることができるのです。
一言でいえば、そんな体験ができるツールが本であり、
その体験自体が凄まじく面白い、大きな魅力の一つなのです。
また、「自分の内面を知ることができる」という側面もあります。
イメージしていただきたいのですが、
例えば、アウトドアな人は自分の知らない土地に行って、
そこを旅することによって、
様々な体験をして、自分を成長させたり自分に向き合うことをしていきます。
一方、読書好きな人々は、本を読むことによって、
自らの内側でイメージを膨らませ、思考し、自分や物語の主人公、あるいは作者と向き合い、対話をしているのです。
それは「自分の内側を深く掘り下げる思考の旅」と言えます。
自分の知らなかった一面に出会えたり、
自分の内面がいかに複雑か、気づくこともできるでしょう。
そんな風に没頭でき、貴重な体験ができる媒体は本しかないと言えます。
本に没頭し、自分に向き合って、内面を深く旅できる読書には、
「面白い」という魅力があるのです。
②新しいことを学べて、知的好奇心を満たされる
読書には「新しいことが学べる」という魅力もあります。
本には様々なジャンルがあります。
例えば、小説・漫画・ビジネス書・人文書・新書・実用書・雑誌・ノンフィクションなど…
どんなジャンルでも、その分野の情報が凝縮されている、すばらしいメディアです。
著者が人生の経験を、多大な時間を費やして(時に10年以上)執筆した作品は、
本作りのプロの編集者が、どうしたら作品の良いところを引きだせるか、
どうしたら読者が楽しめるか練りに練って考え続けてパッケージ化し、
さらに校正者が誤字脱字や情報の誤りがないか一字一字丁寧に確認し、
営業がどこの地域のどんなお客様に届けたいか考えながら書店へ熱意を伝え、書店員さんがどうしたらその本を必要とする読者のもとへ届くか、
1つ1つ考えながら棚に並べて、ようやく出会える本なのです。
本というものは非常に歴史が古く、一つ一つ手がかかるアナログな営みで、
だからこそ信頼できる情報源の一つでもあるのです。
特に、何十年、何百年も前から読み継がれてきたような古典は、
長い歴史の中で淘汰されずに残っているからこそ、
人間の普遍的な部分を反映した、
どんな時代に読んでも何らかの発見を読者に与えてくれる廃れない1冊なのです。
お金がなくて、学校に行けなくても、
誰も教えてくれる人がいなくても、
図書館に行って、読書さえすればどんなことでも学べる「最高の教師」が本であるとも言えます。
本を読む人は「博識」というイメージもあるかもしれませんが、
ぜひ自分が好きな本はもちろん、普段読まないようなジャンルの本にも目を通して、
様々な知識を得てほしいと思います。
③思考力が鍛えられる
さらに、本を読むことで「思考力」が鍛えられるというメリットもあります。
本を読むことは実は非常に難しいことで、
もちろん長く読み続けるための集中力も鍛えられますし、
文章が何を意図しているのかを読み取る、読解力や想像力も読書の中で発達していきます。
また、前述したように読書を通じて、知識が得られるのはもちろん、
少しメタな読書をすることで、「この本の内容は本当に正しいのか?」考えたり、疑うことができるようになる、
クリティカルシンキング(批判的思考力)も鍛えることができます。
「本を読む」という行為はそれ自体が、
「頭を鍛える体操」だとも言えるのです。
④将来につながる投資になる
本はよく「1000円台で買える一番安い自己投資」というように表現されます。
セミナーへ行ったり、旅行へ行ったり、習い事を始めたり、
講座に申し込んだり、資格の勉強をしたり、それこそ投資を行ったり…
”自己投資”と言われるどんなことをするにしても、時には数万円以上のお金がかかります。
しかし、本であればたった数千円、安ければ1000円台で、
今すぐ一人で何も準備せずとも始められる勉強なのです。
現代はX(旧Twitter)やInstagram、Tiktokを始めとするSNSや、YouTube、
ゲーム、テレビ、アニメ、映画…などありとあらゆるところに誘惑が溢れています。
それらはあなたを十分に楽しませてくれるエンタメコンテンツではありますが、
同時にただ時間の浪費になっているケースもあるでしょう。
特にだらだらSNSやYouTube、ネットニュースを見てしまって、なんとなく疲れてしまう場合など…
そういう風に使っている時間を見直して、その分を読書に当ててみましょう。
特に、おすすめなのは活字の本です。
読書をすることは、ここまで述べたように様々なメリットがあり、
必ず将来のあなたの成長につながる、手軽な自己投資になります。
ぜひ今日から読書を生活の中に取り入れてみてほしいです!
3.読書を今日から始める楽しみ方のポイント
最後に、今日から読書を始められて、
かつその時間がもっと豊かになるように、楽しみ方のポイントを7つ紹介します!
①読書環境を整える(カフェ)
家の中はとにかく誘惑が多いです。
カフェでは静かに本を読んだり、勉強している人も多く、
落ち着いて読むには絶好の読書スポットと言えるでしょう。
お気に入りの喫茶店やカフェを見つけて、そこに読みたい本を持ち込んでみましょう。
②自分の興味が湧いた本をその場で衝動買いしてみる
書店にふらっと立ち寄ってなんでもよいので、
1冊「ちょっと気になる」という本を衝動買いしてみましょう。
ポイントなのは、ネット書店で選ばないということです。
ネット書店では、自分が元々興味のある分野にしか出会えず、自分の興味の外側に出ることはできません。
実際の書店は、情報に溢れた場所で、
たくさんの偶然の素敵な本との出会いを作ってくれる空間です。
ぜひ書店へ行って、自分の興味が赴くままに、本を衝動買いしてみてください。
③紙の本を買ってみる
おすすめは、電子より紙の本です。
電子書籍の手軽さは言うまでもありませんが、
やはり電子の読書体験と紙の読書体験は全く異なります。
紙の本は電子に比べ、目が疲れにくいですし、
本への没入感もかなり強いです。
また、本を買ったり、本を触ったり、本を眺めたり、
ハードに触れる体験をそのものを楽しむことができます。
結果、読書から得られる体験や面白さもUPする可能性があります。
電子の場合は、情報を得るという側面が強いかもしれません。
電子の本も素晴らしいですが、
読書の楽しさを深く味わうなら、紙の本も捨てがたいのです。
④活字の本にチャレンジしてみる
本の中でも、漫画が好き!という方は、
ぜひ活字の本に挑戦してみてください。
小説でもエッセイでも、ノンフィクションでも、
自己啓発でもなんでも、まずは自分が手軽に読めそうな本であればなんでも構いません。
漫画はどちらかといえば、アニメや映画に近く、
鑑賞者が受身で楽しめるエンタメコンテンツです。
活字の本ももちろんエンタメですが、
どちらかといえば、より鑑賞者が積極的に楽しもうとする姿勢が求められます。
そのため、ここまで述べたような読書の魅力、
例えば思考力を鍛えたり、自分の内面を深く旅したりできるのは、
積極的に楽しむ姿勢が必要な活字の本ではないかと思います。
⑤携帯を見えないところに隠してみる
スマホは非常に誘惑の強いアイテムです。
『スマホ脳』という本が一時期非常に大ヒットしましたが、
この本を読むと、スマホがいかに無意識のうちに人間の集中力を低下させているか、具体的な研究を元に解説されていて、恐ろしくなります。
スマホは持っている人の思考力や集中力を低下させるのはもちろん、
使っていなくとも、視界の中に入るだけで、
集中力などが低下してしまうそうです。
読書をしながら、通知が来たり、スマホが目に入ったりすると、
読書に集中できなくなる恐れがとても高いので、スマホは電源を切って、目に見えないところに隠してみるのも一つの手です。
⑥まずは簡単な本から読んでみる
難しく、字数の多い文字は最後まで読み切ることができず、
読書がつまらなかったり、途中で断念してしまう可能性があります。
ぜひ一度最後まで読み切った、という達成感を得て、
さらなる次の本に挑戦してほしいと思うため、
自分は読書が苦手だと感じる方や、読書の初心者の方は、
まずは文字の少ない、薄い本やライトな本に挑戦してみましょう。
エッセイでもいいですし、自己啓発や詩集、小説でも良いかもしれません。
読書を始めるために、最初のハードルを下げて、ゆるく習慣化していきましょう。
⑦オーディオブックを活用する
本は読みたいけど、忙しすぎて時間が全くないという方は、
「オーディオブック」を活用してみてください。
オーディオブックは、ここ数年で一般的になった新たな読書手法の一つで、
「耳で聴く本」です。
活字を読むのが苦手な方にもおすすめで、文章をプロが朗読してくれるので、
イヤホンで移動したり家事をしながら、
小説や活字の本を楽しむことができます。
速度も自由に倍速など変換でき、
プロが朗読しているだけあって、作品によっては臨場感がすばらしく楽しめるので、
興味がある人にはぜひおすすめします。
以上が、読書を楽しむためのポイントの解説でした!
読書習慣の身につけ方はこちらの記事でも解説しています。
【最強】読書習慣の身につけ方:読書を愛してやまない本の虫が紹介
5.まとめ
今回の記事では、読書の魅力や、読書の楽しみ方について、
じっくり解説してきました。
現代は、「可処分所得時間」とも言われるように、
非常に忙しい時代で、自由な時間も、
SNSやテレビ、ラジオ、映画、アニメ、音楽、ゲーム、旅行、飲み会…など
様々なタスクや楽しみが溢れていて、
「読書なんかしている時間ない!」という人も多いと思います。
読書には今回紹介したような、
誰でも得られるメリットがたくさん溢れた「1番安い自己投資」の一つでもあるので、ぜひ5分からでも始めてみてください。
一人でも多くの人が読書の魅力に気づいて、
すてきな読書の時間を送れることを祈っています。
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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