【最強】読書習慣の身につけ方:読書を愛してやまない本の虫が紹介

読書

こんにちは。本の虫にっき管理人のdonutです。

今回は、幼稚園生の時から読書の魅力にどっぷり浸かって本を読み続け、
出版社に就職して、読書ブログまで立ち上げてしまった私が、
「読書を習慣化するコツ」について、紹介していきます。

「読書には良いことがたくさんあるとわかっているけど、なかなか習慣化できない…」
「本を読みたいけど、なかなか時間が作れない」
「読書を始めたいけど、どうしたらいいかわからない」
「本を読むとすぐ眠くなったり、飽きたりしてしまう」
という方に、”どうしたら読書を継続的に習慣化できるのか”解説します。

この記事を参考に、
「読書が習慣化できるようになった!」という方や、
「読書の魅力に気づいた!」という人が一人でも増えれば嬉しい限りです。

読書の魅力/メリット

まずは、読書の魅力やメリットについて、紹介します。

「読書したいけど、なかなか時間が作れない…」という方は、
実はこの”読書の魅力”をきちんと理解していないために、
実は読書に使えるはずの時間を、
SNSを見たり、ネットや動画をだらだらと見てしまう時間として使ってしまっているのかもしれません。

”読書の魅力”をしっかりと認識し、
自分自身の中に腹落ちすることができれば、
おのずと読書に充てる時間を増やそうという気持ちになるかもしれません。

読書はよく「将来への投資になる」とか、
「メリットがたくさんある」という言われ方をすることが多いと思いますが、
本が好きすぎて、人生の時間を本に捧げて来た私も、
その”読書の魅力”というものを強く実感しています。

私が思うこの”読書の魅力”とは、
具体的に言うと、
「内面性が深まる」、「思考力・集中力が高まる」、
「物事に対する知識が増える」などの点が挙げられます。

一つ一つ、簡単に紹介していきます。

内面性が深まる

読書をすると、内面性が磨かれ、「人間」として魅力的になります。

読書は、そこに書かれている登場人物や著者の感情や思考に身を委ね、
それを想像したり、共感したり、時には反論する行為です。

現代のYouTubeやTiktok、ゲーム、アニメとは明確に異なり、
それは「文字」で書かれているからこそ、
自ら想像することが必要になって、読み取るためにはより深い没入や想像が必要になります。

そのために、想像力や感性も鍛えられるのです。

さらに、長い間読み継がれてきた文学作品、名著は特に、
作者が生きるうえで直面せざるを得なかった人生の課題
それに対する思考の到達点、深い洞察、独特の感性に触れることができます。

ゲームやアニメ、動画を否定するつもりはないのですが、
そうした手軽に楽しめる娯楽に対して、
こうしたことに向き合う読書は全く次元の異なる「人生経験」を与えてくれ、
読書という行為を通じて、人間としての成長を促してくれるのです。

想像していただければと思うのですが、
何かの模倣や切り貼りをくり返した、
たわいないSNSや動画、ネット記事は薄められたカルピスのようなものです。

一方、良書に触れる読書というものはカルピスの原液のようなものです。
より密度の濃い、情報と体験がそこから得られるということです。

すべての時間を読書に費やす必要はありませんが、
あなたが自分の人生の時間を大切にしたいと思うのなら、
その時間をこうしたメリットのある「読書」に充てても良いのではないかと思います。

思考力・集中力が高まる

さらに読書は思考力・集中力の高まりも与えてくれます。

自分が読書をあまりしない人と比べて感じることは、
一つの物事に対して粘り強く、深く考え続けることが得意だという点です。

読書をする人はどうしても、一定の時間、活字に集中し、
そこに書かれてある物事を読み解くことが必要になるため、
読書を通じて、深く思考する力が磨かれるように感じます。

小説を読んだ際は、もちろん活字から登場人物の心情や描写をイメージする「想像力」が鍛えられますし、
例えば、少し難易度の高い、新書や専門書、ビジネス書などの活字を読むと、
分析力、クリティカルシンキング(批判的思考力)、論理的思考能力なども鍛えられていきます。

また、文章を読むことで、
コミュニケーションや仕事、勉強など、すべてのシチュエーションで問われる、
文章を読み解く力=「読解力」を磨くこともできます。

このように、読書という行為を通じて、
普段の生活や勉強、仕事をする際にも活かせる、
様々な思考力が得られるのです。

読書はこのように「地頭」を鍛えることにつながります。
人生を送るうえで、「地頭が良い」ことはプラスにこそなれ、
マイナスには絶対になりません。

筋トレが筋肉のトレーニングだとすれば、
読書は脳や思考力のトレーニングだとも言えるのです。

こうした側面はお手軽なエンタメからは、得られない読書特有のメリットです。

物事に対する知識が増える

読書のメリットはさらに、「知識が増える」ということもあります。
これは読書をするうえで、非常に大きな利点の一つです。

私は、小説だけでなく、ビジネス書や専門書もとても好きなのですが、
こうした本は日常生活の中で、即効性がある役立つ知識を与えてくれます。

読書をすればするほど、倍々でその知識は増えて行って、
例えば、日常の中でつまずいた時、
仕事でうまく行かなくて悩んだ時、
友人や同僚と会話をしている時でも、
「あ、これもしかしてこういうことかも?」とか、
「それって、こういうことだ」と、
本から得た知識を活用できることが非常に多いです。

それはやはり、SNSやネットをだらだら見ている時には得られない情報で、
読書をすればするほど、
世の中の見え方や世界の見え方がどんどん変わって行って、
面白くなっていきます。

このような世界の見え方が変わって来る、というのは、
読書でしかなかなか得られないような、至高の体験だと思うので、
ぜひみなさんも読書を通じて、新たな知識を身につけたり、
そのような自分や身の回りの世界の見え方が変わって行く体験をしてほしいです。

最強・読書習慣の身につけ方

ここからは、本をかれこれ20年以上読み続けて来た私が、
どんなに忙しくても、これをしたら、読書が習慣化するというコツを紹介していきます。

タイマーやカレンダーアプリなどツールの活用

まずは、タイマーやカレンダーアプリの活用です。
私は現在、出版社に勤務する会社員なのですが、
社会に出てからとにかく時間がなくなって、
本を読む時間が取れなくなったと体感してます。

実際、周りの同僚も「忙しすぎて最近は全然本を読んでいないな~」という人が多いです。

こういう”とにかく読書の時間を確保できない”という方におすすめなのが、
「タイマーやカレンダーアプリの活用」です。

例えば、私は通勤中の電車内や、
仕事が終わって疲れてしまったので、
だらだらYouTubeやSNSを見たくなる時、
「5分だけ読書」しようとスマホやタイマーを使って時間をセットしています。

時間がないというケースは、
実際のところ、すきま時間を活用できていないことも多く
タイマーをセットすることで、意識的にその時間を読書に充てることができます。

「5分だけでいいの?」と思う方もいるかもしれませんが、
忙しい日々、実際5分以上時間を取るのが難しかったりすることもあります。
そうして、全く読書ができない…という状態になるよりも、
「5分で良いから本を読もう」という気持ちで向き合った方が、読書を習慣化しやすいのです。

実際、私もタイマーをセットすることでむしろだらだらせずに少なくとも、
その5分間だけは読書に全力で集中することができます。
そして、いざ読書を始めてみると、意外と先が読みたくなって、
さらに追加で「5分読もう」という気持ちにもつながるのです。

まずはその時間を確保するという意味で、
タイマーを活用し「移動中5分だけ」とか、
「寝る前5分だけ」などのように、
一日のうちで読書をする時間を確保し、まずは始めるきっかけを作る方法がおすすめです。

また、お休みの日は絶好の読書タイミングです。
ですが、私も休日は、読書をするつもりだったのに、
平日の疲れを取るためにだらだらしてしまって、
気づけば終わっている…という失敗を何度もくり返してきました。

そこで、カレンダーアプリの活用です。
私はGoogleカレンダーを使っていますが、
「13時からは30分読書」という形で先にカレンダーに予定をセットしておきます。

すると、あら不思議。
ただ予定をセットしただけなのに、その時間が来ると、
「あ、本読もう」という気持ちになって、読書が始められるのです。

このようにカレンダーに読書の時間を予め組み込んでおくことは、
意識的に日々の中に読書の時間を確保することにつながります。

以上がまず、試していただきたい方法の一つです。

ハードルを上げずとにかく興味のあるものを読む

続いて、読書を習慣化するコツの一つは「ハードルを上げ過ぎない」ことです。

読書をしたいけど、最近本が読めていない友人に話を聞いたところ、
「読書を始めるまでのハードルが高いと感じる」とのことでした。

「読書をするならしっかり没入したいので、
気持ちを整えるとなるとハードルが上がりすぎてしまう…」ということのようです。

読書がしたいのにできない理由は人それぞれかと思いますが、
この場合の時は、「とにかく興味があるもの」を読んで、ハードルを下げましょう。

普段読書をしていないのに、わざわざ話題だからといって、
難しめのビジネス書を選んだり、分厚い小説を選ぶ必要はありません。

「自分が読みたい」と思う、
どんなに薄い小説でも、エッセイでも、詩でも、
はたまたライトノベルでも、雑誌でも構わないのです。

苦しいことは、どんなに頑張ろうとしても続きません。
私も話題の本を買って読もうとしたものの、
自分に合わず、挫折したことが何度もあります。

また、読書に集中しなくとも、理解できなくとも構わないのです。
有名な海外文学のとある作家が
「自分は気が散りながら、ページも行ったり来たりしながら、本を読む」
「その行為自体が読書である」と語っています。

読書について、堅苦しく思う必要はありません。
気が散って、眠くなったり、内容を忘れて前のページに戻ったり、
途中で上の空になって別の考え事をしたり、
あるいは簡単な本を読んだりしてもなんでもよい自由な行為なのです。

読書自体にハードルを感じるなら、
ぜひこうした軽い気持ちで、自分の好きなものを読んでみてください。

ここに、私が「ハードルを下げる」という時にイメージしている図を一枚貼っておきます。
(拙い絵ですが…)

高い壁は大きくてとてもじゃないけど登れませんが、
小さな段差だったらそこまでの苦がなく、スイスイ登って行けるはずです。
読書にハードルを感じる方、まずは挫折しないための、小さな階段を進んでいきましょう。

本を必ずポケットに忍ばせておく

読書を習慣化するコツの3つ目は、「本を必ずポケットや鞄に忍ばせておくこと」です。

私は出版社で働いているのですが、
上司から「どんなに忙しくとも、必ず本は読み続けなさい」と言われます。

そのために、「必ず1冊でいいから、
移動する時は鞄やポケットに本を入れておくことを習慣化すること」と言われていました。

読書を習慣にしたいと思うなら、
まずは移動中の時間を読書に充ててみましょう

実際、私も毎日読書を継続しているのですが、
忙しくてなかなか仕事後や朝に時間が取れない時も、
移動中だけは本を読むようにしています。

本を持ち歩くだけでも、「あ、そうだ。本を読もう」というように、
読書への意識が向きやすくなると思うので、
読書を習慣にしたい方はまずは、「本を持ち歩く」ということから始めてみるのも良いでしょう。

オーディオブック・電子書籍を活用する

読書を習慣化する4つ目のコツは、
「オーディオブック・電子書籍の活用」です。

私は普段、オーディオブックという「耳で聴く本」を非常に活用しています。

みなさんはどれぐらいの人がオーディオブックを使ったことがあるでしょうか?

まだ、一般的にそこまでなっているわけではないと思いますが、
これはプロの朗読者が本を読み上げてくれる、
「聴く読書」です。

私は移動中や家事をしている時、料理や洗濯、掃除など、
手はふさがっていて、本を読むことはできない時、
これを活用しています。
これが非常に便利で、サブスクリプション料金(大体月額1500円程度)を払えば、
最新刊や話題の本をかなり幅広く聴くことができます。

店頭の一番良い場所に並べられている書籍も、
月額たった1500円程度で、何冊も聴けるので非常にコスパが良く
また、用途としても日常に簡単に読書を時間を取り入れられるので、毎日重宝しています。

私はオーディオブックですでに50冊ほどは聴いたかな…という感じで
買うほどじゃないけど気になっていた本や、
読みたいけど忙しくて読むひまがない本も、
これを活用して、読み進めています。

「読書」それ自体にハードルがある人も、
ラジオやBGM感覚で取り入れられる手軽な方法なので、
ぜひ試してみて下さい。

また、電子書籍の活用も同じく、読書の習慣化に役立つと思います。
私は実のところ、紙書籍の方がより好きなのですが、
どうしても場所がかさばってしまったり、
読むのに不便だったりするタイミングがあるかと思います。

ですが、電子書籍であれば、
スマホやタブレットの中に100冊でも200冊でも入れておくことができます。

「紙の本を買うこと自体に抵抗がある」という方や、
「じっくり腰を落ち着ける時間がないけど読書したい」という方は、
さくっとすきま時間にも開ける、電子書籍を活用してみても良いかもしれません。

読書ログ・読書仲間を作る

最後の読書を習慣化するコツは、
「読書ログ」や「読書仲間を作る」ことです。

私は、現在しっかり「読書ログ」をつけているわけではありませんが、
このようにブログという形で読書について考えたり、
日々つけている日記の中で読んだ本の感想を書いたり、SNSで感想を呟いたりすることはあります。

また、「読書仲間を作る」ということもおすすめで、
たった一人で読書を習慣化しようとしても、
自分の中でモチベーションを保てず、サボっても何もないことから、
挫折してしまう人も多いのではないかと思います。

ですが、あなたの周りに読書好きの人や、
読書を習慣にしたいという同じ思いを共有している人がいれば、
例えば、定期的に本の話をしたり、
読書を続けられているか話したり、
一緒に本屋に行ったり、読書会を開いたり、
「仲間」といっしょに読書をするという意識で、始めてみると良いでしょう。

その際、「なぜ自分は読書をしたいと思うのか」、
自分の中で明確にして、読書仲間に伝え続けると良いと思います。

筋トレをする人のように、
それが元々大好き!という人を除けば、
自分の中に納得できる理由がなければ、
人は物事を続けられないと思うからです。

人に話せば話すほど、自分の中でそれに対する納得感や意思が固まっていくはずです。

また、ネットで検索をすれば、
「読書会」がオンラインで開かれていたり
街の本屋さんでもたくさんのイベントが開催されていることがわかります。

一つ、1000円~3000円程度で参加できるものも多く、
そういったイベントを探して、参加してみるというのも楽しいかもしれません。

以上、読書を習慣化する5つのコツでした。

まとめ

今回の記事では、20年以上読書をし続けて来た私が、
「読書を習慣化したいけど、続けられない」という人に、
読書を習慣化するコツについて、紹介してきました。

この記事を書いたきっかけは、
久しぶりに大学時代の友人と会った時、
「自分の周りの人はこんなにも本を読む機会がないんだ」と感じたり、
「本を読みたくても、ハードルが高くて読めない」という話を聞いたからです。

”読書”=それ自体が、私個人としてはすばらしい行為だと感じていますが、
誰かに強要したり、していない人はダメだと言いたいのではなく、
一人でも多くの人に自分の好きな読書という行為の魅力について伝えて、
「読書がしたいのに、できない」という人には、
それができるサポートがしたいと思ったのです。

今回の記事で、一人でも読書を始める人が増えたり、
「読書を続けてみたいな…」と思う人が増えたら、嬉しい限りです。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!

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