こんにちは。本の虫にっき管理人のdonutです。
今回の記事では、「社会人になってからの仕事と勉強の両立法」について解説していきます。
私は現在社会人3年目なのですが、
働き始めてから「本当に自分の時間が取れない…!」と痛感しています。
大学生の頃はもちろん授業やアルバイト、部活、勉強もしていましたが、
それでも体感的に半日以上は自由な自分の時間として、
使えているような感覚でした。
それが社会に出てから、朝起きてほとんど寝る前までは仕事に費やしているような感覚で、
すきますきまに自分の時間はあるのですが、
気づくと一日終わっていて、せっかく来た休日も疲れて寝ていたら、
もう日曜の夜になっていて…のような感じで、
全く自分の時間がないような感覚に襲われています。
なぜ、このようになってしまうのでしょうか?
そして、社会人になってから自分の時間を作り、やりたいことをやったり、
勉強したりする時間をどのようにしたら確保できるのでしょうか?
今回はそんな私自身の悩みを元に、
社会人になってからの時間の捻出方法を紹介していきます。
「毎日忙しくて、全然自分の時間が取れない…」という方に、
ぜひ参考にしていただけたら幸いです。
なぜ時間がないのか? 一日の時間の使い方を洗い出してみた
一日のルーティン
まずは、どうして時間が取れないのか、
自分が一日をどのように過ごしているのか、洗い出してみました。
私の一日の時間の過ごし方は、
0時半~7時半:睡眠
7時半~8時半:勉強や読書など
8時半~9時:朝の支度
9時~10時:通勤
10時~19時:仕事
19時~20時:帰宅
20時~21時:夜ごはんの準備
21時~22時:夜ごはん
22時~23時:お風呂
23時~0時半:勉強や読書など
という感じです。
改めて見ると、時間の使い方が下手だな~と感じるところも大きいですが、
支度や通勤時間などを含めると、12時間ぐらいは仕事周りに時間を使っていて、
残りの12時間から7時間は睡眠と考えると、
残りの5時間の中で、ごはんやお風呂、家事を済ませると、
純粋に好きなことをしたり、読書、勉強ができるのは2~3時間ぐらいなのかな…という印象です。
12時間ぐらいは自分の時間であった大学生の頃と比べると、
めっきり自分の時間が減ったな~という感覚が強く、
あれもこれもしたいのに、ちっとも時間が取れないという現象が起きているように感じます。
みなさんの時間の使い方は、いかがでしょうか?
自分がどのように時間を使っているのか振り返る良い機会になるので、
ぜひ一度上記のような一日の時間の使い方を洗い出してみてください。
なぜ社会人になると時間がなくなるのか
上の円グラフを見てもらえればわかるように、
社会人になると、一日のうち仕事関連のことをしている時間が大体10~12時間になっていきます。
その時間には、出社の場合は行き帰りの通勤時間も含まれますし、
朝の支度の時間も含まれます。
コロナ禍になり、リモートワークが普及して通勤時間がなくなったことで、
多くの人が「通勤しないとこんなに楽なんだ」と感じたり、
「会社に行かないと自由な時間が増える」と実感されたように、
働いている以外の移動や支度をしている時間が案外、減るだけでも、
だいぶ時間にゆとりが生まれるのです。
また、社会人になると、
一人暮らしを始める人も増えるかもしれません。
そうすると、学生の頃のように、
両親が洗濯や掃除、食事を準備してくれることもなくなり、
すべての家事を自分でやらなければいけない状態になります。
食事は食べるだけなら30分程度で済みますが、
買い物へ行って、作って準備して、食後は皿洗いをして…など、すべて一人でやると、
1時間以上の時間がかかってもおかしくないでしょう。
そうなると、さらに仕事以外の時間から、
家事などをする時間が必要になり、自由時間が減るということになります。
さらに、仕事から帰った後の疲労で、
自由時間があったとしても、
なかなかそれを活用できる元気や体力が残っていないというのも実情だと思います。
外回りの営業の方、デスクワークの方、
いずれも一日8~10時間ほど仕事をしていれば、
心身が疲れて、家に帰ると、すぐに眠くなったり、
ぼーっとスマホしか見る気力が残っていないという状態になるのは仕方のないことです。
これは学生の頃より疲れやすくなっていたり、
単純に拘束時間の長さや、求められていることに対する負荷が高いため、
強い疲労を感じてしまい、
「学生の頃のように、自分のやりたいことをする時間が取れない」という状況になってしまうのかもしれません。
なぜ仕事と勉強を両立したいのか?
ここまで見て来たように、社会人になると、
自分の時間が取れなくなるのはそもそも当たり前の現象なのです。
ですが、それにも関わらず、
少ない自分の時間をなぜ勉強に充てて、
仕事と勉強を両立したいと思うのでしょうか?
また、忙しい中で、仕事と勉強を両立するメリットとは何なのでしょうか?
様々な分野のことに関心があるから
まず一つ目の理由は、純粋な自分の理由として、やりたいことがたくさんあるからです。
例えば私の場合、以下のような、
時間があればやりたいことがあります。
・今運営しているブログの記事を充実させる
・中国語(HSKという試験)の資格を取る
・プログラミングの勉強をする
・週に3冊ほど活字の本を読む
・映画やドラマを見て、流行を分析する
・絵を描けるようになる
これらは時間がないゆえに十分にできていないことなのですが、
本来は時間を見つけて挑戦したい事でもあります。
忙しい中でもなお、
仕事と勉強を両立したい方は、私のように、
そもそも学ぶことや新しいことを知ることに対して、
「楽しい」と感じたり、好奇心旺盛だったり、情熱を感じる人が多いのではないでしょうか。
仕事でスキルアップしたいから
また、「仕事でスキルアップするため」という現実的な理由もあります。
例えば資格や語学、プログラミングの勉強などをすることで、
仕事で活かせる機会が生まれるかもしれません。
また、仕事に直結するような勉強をプライベートの時間にしていれば、
その人は単純に休みの日をだらだらと遊んでいる人より、
早く仕事で結果を出したり、チャンスをつかみやすくなるはずです。
このように、「仕事でのキャリアアップ」が狙えることも、
仕事と勉強を両立することの一つのメリットと言えます。
人生の選択肢を増やしたいから
さらに、仕事に直結する勉強以外にも、
今後役に立ちそうな知識やスキルをなんでも貪欲に学んでおくことで、
いつか別の仕事や人生を選びたいと思った時、
選択肢が広がる可能性があるかもしれないと思うからです。
現代は多くの人が一つの職場ではなく、
転職で様々な職場を経験していく時代ですし、
そこで現職で得た知識に加えて、自ら学んだ知識があれば、
さらに広い選択肢の中から、自分の好きな道を選ぶことができるかもしれません。
このように、自分の人生の可能性を広げるという意味でも
仕事と勉強を両立することには大きなメリットがあるのです。
忙しい毎日から、時間を作り出す方法
ここからは、実際に忙しい毎日の中から時間を作り出す方法について、
紹介していきます。
平日の飲み会や休日の予定を減らす
まずは自分の時間の使い方を見直すところから始めてみましょう。
特に、平日飲み会や休日遊びの予定が多く入っている方は、
ただでさえ仕事でいっぱいいっぱいな中、
さらにそこから勉強の時間を取って…ということは不可能に等しいです。
本当に自分がつきあいたい人は誰か?
その飲み会に、本心から行きたいと思っているのか?
自問自答して、勇気を出して不要な予定を断ってみるのも良いかもしれません。
私も実際、飲み会は自分が本当に行きたいと思ったものだけに絞って、
それ以外の時間はできるだけ自分が楽しかったり、
やりたいと思える勉強や読書の時間に充てるようにしています。
人生の時間は有限なので、優先順位をつけて、
自分がやりたいことは何か? やるべきことは何か?
見つめ直してみることをおすすめします。
コワーキングスペースやカフェの活用
二つ目はコワーキングスペースや勉強カフェの活用です。
仕事が終わると、どうしても「ちょっとゆっくりしたいな~」という気持ちになってしまい、
そこからスマホやタブレットでSNSや動画を見始めて、
気づくと1時間以上経っていた…ということは、
あるあるかもしれません。
仕事終わりは精神・肉体的にも疲れて、
思考力が落ちている状態なので、
このように誘惑に打ち勝てなかったり、途中で見ることをやめられず、
ますます自己嫌悪に陥ってしまうというループにハマってしまいます。
このようなケースは、
仕事終わりに積極的にコワーキングスペースやカフェに立ち寄り、
そこで自分のやりたい勉強や読書などに取り組むのが良いでしょう。
カフェなら1ドリンク500~600円程度で、
1~2時間ほど利用できますし、
コワーキングスペースも場所によって金額は様々かと思いますが、
やはり周囲に仕事や勉強で集中して活用している人がいるため、
モチベーションが高まる環境であることは間違いありません。
最近は「勉強カフェ」という、大人が利用する自習室もあるそうなので、
ぜひお近くにそうした集中できる環境がないか探してみてください。
朝の時間の活用
三つ目は朝の時間の活用です。
仕事が終わった後、頭や身体はかなりくたくたに疲れ切った状態かと思います。
そもそもそんな状況で、勉強や読書をしようと思っても、
集中できないと感じたり、眠くなってしまう方も多いのではないでしょうか。
そうした方におすすめなのが、「朝時間の活用」です。
多くのビジネス書で書かれているように、
できるビジネスマンは朝早く起きて、その時間を資格の勉強や読書、
大事な仕事に充てていることが多いと聞きます。
例えば、「東大の生協で1番読まれた」というキャッチコピーのついた、
外山滋比古さんの『思考の整理学』では、
「朝飯前」という言葉を、
「朝ごはんの前にその日やるべき大事なことをすべて終わらせてしまう」という形で、
定義し直しています。
私もこの本を読んだ後、午前中~正午までに勉強や読書、
大事な仕事も「朝ごはんの前に終わらせてしまう」ということを意識してみてから、
仕事や勉強の能率が格段にアップしたと感じます。
おすすめは、夜11~12時台に布団に入り、
翌朝6~7時台に起きるというルーティンです。
こうすると、仕事前に少なくとも、
1時間以上は勉強や読書などといった自分の時間を取れるのでおすすめです。
すきま時間の活用
三つ目は「すきま時間の活用」です。
私は元々、大の読書好きで、
2~3日に1冊のペースで学生の頃は活字の本を読んでいたのですが、
社会人になってから、一週間に1冊読めるかどうかまで、
時間が取れなくなってしまったように感じていました。
そんな時、会社の同僚から「オーディオブック」を勧められて、
始めたところ、これが自分のライフスタイルにぴったりで、
2~3日に1冊のペースを取り戻せるようになってきました。
オーディオブックはいわゆる”耳で聴く読書”と呼ばれるもので、
自分を好きな本をプロの朗読者が読み上げてくれるというサービスです。
私はこれを、通勤時間はもちろん、
料理を作っている時間やドライヤーで髪を乾かしている時間など、
手は埋まっているけど耳は空いている、
ちょっとしたすきまの時間を活かして、読書を進めています。
これは、極端な例に思えるかもしれませんが、
例えば、朝起きた直後の5分、寝る前の15分を勉強に使うなど、
意識的にちょっとずつでも良いので、すきま時間を見つけて活用するようにしています。
学生の頃のように、
3時間などまとめて取れない社会人だからこそ、
オーディオブックのような便利ツールや、
すきま時間の活用を心がけてみると、予想以上に時間が作れることに驚くはずです。
毎日少しずつ取り組む意識を持ってみる
最後の仕事と勉強の両立のコツは、
「時間や取り組むハードルを下げる意識を持つこと」です。
学生の頃は数時間まとめて勉強をしたり、
課題をやったりするような取り組み方をしていたかもしれませんが、
社会人になると、本記事で言及した通り、まとまった時間が取りづらくなります。
そこで、例えば、「5分だけ」「10ページだけ」「この章だけ」のように、
時間やまとめて取り掛かる際のハードルを下げて、
少しずつ進める意識を持つことが必要になります。
実際、私も読書や資格勉強、語学、プログラミング…などなど、
やりたいことが多岐にわたっていたり、やはり平日の時間が取りづらいと感じているため、
とりあえず「5分だけ」「これだけ」やろうと決めて、
それを毎日継続しようという気持ちで、読書や勉強に取り組んでいます。
ハードルを上げすぎてしまうと、
着手するのに時間がかかったり、達成できないことに対してモチベーションが下がってしまうため、
ぜひ毎日少しずつ取り組んで、
継続するという意識を持ってみてください。
こうした、「5分だけ」取り組む小さな習慣化のプロフェッショナルの方の本を最近読んだので、
下記でご紹介しておきます。
この本を読むと、「毎日5分だけ」の意識で、
いかに多くのことが成し遂げられるか驚くはずです。
まとめ
今回の記事では、社会人になってからの仕事と勉強の両立方法について、
ご紹介してきました。
いかがだったでしょうか?
社会に出てから自分の時間が取りづらくなる…というのは、
多くの社会人に共通する悩みかと思います。
そんな中でも、限られた時間を利用して、
勉強や読書を頑張りたいというあなたは、
すでにすばらしい努力家であることは間違いありません。
今回の記事を参考に、そんなあなたがぜひ、
忙しい毎日から少しでも、自分の時間を捻出できるようになれば幸いです。
一緒に仕事と勉強の両立を頑張って行きましょう!
最後までお読みいただき、ありがとうございました!
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